沿岸域における懸濁物動態モデリング
沿岸環境と物質循環、生態系への河川水の影響、特に、河川水由来の懸濁物が循環と生物生産をどう変えるか、懸濁物からの影響まで考慮してモデル化を進めています。例えば、洪水時は河川から大量の懸濁物や低塩分水が供給されるため、沿岸域にとって重要です。現在本プロジェクトではいくつかの日本沿岸の河川影響海域に注目し、洪水時の物理と物質循環を理解するための数値モデリングを行っています。
洪水時丹後海の塩分分布(シミュレーション結果の一例)
河口~沿岸~外洋域に至る概念図(Simpson, 1997を改変)
洪水時石狩湾の植物プランクトン濃度と流れ(シミュレーション結果の一例)