CREST マルチスケール・マルチフィジックス現象の統合シミュレーション

課題名: 「全球雲解像大気モデルの熱帯気象予測への実利用化に関する研究」
研究代表者: 佐藤正樹 (海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター/東京大学気候システム研究センター)
研究期間: 2005.10-2011.3 (H17.10-H23.3)

全球雲解像モデル NICAM の格子配置
Cloud Image for Aqua Planet Experiment with the 3.5km-mesh Global Cloud Resolving Model, NICAM (by H.Miura, JAMSTEC/FRCGC)

地球シミュレータの性能を十分に生かすことにより、地球全体の大気を3.5kmの水平メッシュで解像する「全球雲解像モデル」による計算が可能になりまし た。これにより、従来の気象予測の精度向上のための障害となっていた熱帯域の水平スケール数㎞の雲降水システムを容易に計算できるようになりました。本研 究では、全球雲解像モデルを実際に気象予測に利用するための科学的・技術的課題を克服し、次世代を担う数値予測技術の創成に挑戦します。

2007/12/14 プレスリリース: マッデン・ジュリアン振動(MJO)の再現実験に成功 〜季節予報の精度向上への見通しを示す〜
2007/12/14 研究成果が Science 誌に掲載されました。 Miura et al. (2007) An Madden-Julian Oscillation event simulated using a global cloud-resolving model.
2007/10/11 NICAM 熱帯気象予測実験を開始してます。
2007/05/23 「MJO(2006年12月)とマレーシア豪雨に関する研究会」を開催しました。
2007/04/26 東京大学気候システム研究センター高薮縁教授が猿橋賞を受賞しました。 「熱帯における雲分布の力学に関する観測的研究」 (Observational study on the dynamics of cloud distribution in the tropics)
2007/03/12 東京大学気候システム研究センター佐藤正樹准教授、地球フロンティア富田浩文研究員が日本気象学会学会賞を受賞しました。 受賞業績「準一様格子を用いた全球雲解像大気モデルの開発とそれによる熱帯対流集団のシミュレーション」
2006/10/3-5 「The international workshop on high resolution & cloud modeling」を開催しました。
2006/08/25 Science に研究成果の記事が掲載されました。
2006/07/03 NICAM データ利用説明会を開催します。
2006/05/04 読売新聞に研究成果の記事が掲載されました。
2006/04/11 NICAM ミーティング(新杉田)
2006/03/31 データサーバとして SGI Altix330, アサカ DM200 を導入しました。
2006/02/21 地球フロンティア富田浩文研究員が日本流体力学会竜門賞を受賞されました。
2005/10/15 領域キックオフミーティング (JST,日本科学未来館), 佐藤presentation
2005/10/03 第1回全体ミーティング(新杉田)
2005/10/01 CREST 開始

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