VLデータベース
東京大学 AORI
- NICAM
NICAMは、Nonhydrostatic ICosahedral Atmospheric Model(非静力学正20面体格子大気モデル)の略称であり、全球雲解像モデル・GCRM(Global Cloud Resolving Model)として使用します。 東京大学情報基盤センターのスーパーコンピュータ等を利用して3.5kmメッシュのグローバルシミュレーションが実行可能です。
- CALIPSO
CALIPSOは、Cloudsatに遅れること15秒で、同じ軌道を通過しつつ、532nmと1064nmの2波長のパルスを照射し、532nmの波長では偏光成分を観測することにより、Cloudsat衛星では捕らえることのできないエアロゾルや薄い雲を観測することが出来ます。
CloudsatとCALIPSOによってほぼ同時刻に観測されたデータは雲とエアロゾルの鉛直構造を知るために有効であり、観測データは多くの研究者に利用されています。
ここでは、Atmospheric Science Data Centerで配布されているCALIPSO衛星の532nmの減衰補正なしの後方散乱係数のデータを画像にして紹介しています。また、軌道の図は時刻(UTC)を色で表しています。
- Cloudsat
Cloudsat衛星は、CALIPSO衛星と共に、2006年にNASAが打ち上げた地球観測衛星です。 いずれも、「A-TRAIN」と呼ばれる同じ軌道を列車のように周回する地球観測衛星群(その他に Aqua, PARASOLおよびAura)の一つです。
Cloudsatは、ミリメーター波のレーダーを搭載し、雲の分布やその鉛直構造および雲の光学的特性を観測することを目的とし、雲を構成する雲粒や氷晶、非常に小さい水滴を検出します。
雲形や雲量分布の変化は、温室効果ガス、人為的なエアロゾル、その他の地球規模の気候変動の要因の変動から予想される気候変化よりも、地球の放射収支に大きな影響を与えると考えられており、 Cloudsatの観測データやCALIPSOと併用して解析されたデータは、気候モデルによるシミュレーション結果の検証のために多くの研究者に利用されています。
ここでは、Cloudsat Data Processing Center で配布されているCloudsat衛星データから各軌道ごとの反射強度の鉛直分布を画像にして紹介しています。
千葉大学 CERES
名古屋大学 ISEE
東北大学 CAOS
九州大学 RIAM
国立環境研究所
JAXA地球観測研究センター EORC
▲PAGE TOP