2018年9月25日 国立大学法人東京大学大気海洋研究所プレスリリースにて
地球表層圏変動研究センター 横山祐典教授らが発表を行い、
記事が掲載されました。



掲載内容:表題深海底のメタンを消費する始原的な生命の代謝機構を発見
~炭素12の同位体濃縮効果による地球上で最も軽いアミノ酸の形成~



 国立研究開発法人海洋研究開発機構生物地球化学研究分野の高野淑識主任研究員らは、国立大学法人北海道大学、国立大学法人東京大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所及びドイツ・連邦地質調査所と共同で、黒海の深海底に棲息し、温室効果ガスである「メタン(CH4)」を高効率で消費(分解)する微生物から、アミノ酸中央代謝に関する生化学反応及び炭素12を選択的に濃縮したアミノ酸分子の炭素同位体組成を明らかにしました。


発表雑誌名:
Scientific Reports

対象論文:
Insight into anaerobic methanotrophy from 13C/12C- amino acids and 14C/12C-ANME cells in seafloor microbial ecology

著者:
高野 淑識1, 2、力石 嘉人1, 3、井町 寛之2, 4、宮入 陽介5 、小川 奈々子1, 2、 金子 雅紀1, 6、横山 祐典1, 5、Martin Krüger 7、大河内 直彦1, 2

所属:
1. JAMSTEC生物地球化学研究分野、2. JAMSTEC海底資源研究開発センター、 3. 北海道大学低温科学研究所、4. JAMSTEC深海・地殻内生物圏研究分野、 5. 東京大学大気海洋研究所、6. 産業技術総合研究所、7. ドイツ・連邦地質調査所


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関連リンク

・大気海洋研究所プレスリリース(2018年9月25日)